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防災意識から生まれた新しいエクステリア『スーパーフェンス』

大阪府枚方市にモダンなデザインの木塀があります。2年前の大阪北部地震をきっかけに、ブロック塀を間伐材のウッドフェンスにリノベーションした施主様と施工会社の方に、木塀の良さとその安全性についてうかがいました。

阪神淡路大震災・大阪北部地震の体験から
防災の観点で外構を考える。

暗い印象のブロック塀が、明るくやさしい木塀に。暗い印象のブロック塀が、明るくやさしい木塀に。
大阪府枚方市にある閑静な住宅街。この中に広いお庭のある瀟洒な邸宅があります。四季折々に楽しめる庭木と青々とした芝生に加えて家庭菜園も楽しまれています。

この広い庭のある木塀を建てた斎藤様(仮名)。きっかけは、大阪北部地震だそうです。「地震で庭の石垣が崩れて困っていた時に、地元のホームセンターに外構工事の相談をしました。近隣の子供たちが怪我しないよう、最初にブロック塀の撤去を依頼しました。その際、ブロック塀の替わりとしてスーパーフェンスを勧められました。耐久性と防火実験の結果など詳しい説明を受けて、ウッドフェンスの施工を決めました」と斎藤様が導入の経緯を話してくださいました。

木塀に対する不安はなかったのですか?とお聞きすると、「木でも厚みがあると頑丈で火にも強いことを知り、驚きました。今後の備えとして、安全・安心なものを選びたいと思っていたのでスーパーフェンスに決めました」と防災面を重視されたことが分かりました。
コロナ禍の自粛期間には塀の周辺で近所の子供たちがよく遊んでいた。早く替えてよかったと斉藤様は胸をなでおろされたとのこと。コロナ禍の自粛期間には塀の周辺で近所の子供たちがよく遊んでいた。早く替えてよかったと斉藤様は胸をなでおろされたとのこと。

安全なエクステリアを木でつくる

シンプルな構造はDIYでのメンテナンスも含め、考え抜かれた設計によるものシンプルな構造はDIYでのメンテナンスも含め、考え抜かれた設計によるもの
2018年、大阪市北区・枚方市・高槻市などで最大震度6弱を観測した大阪北部地震。ブロック塀倒壊事故が多発し、その危険性について議論になりました。

この災害以前からブロック塀の代替として、間伐材を使った安全なウッドフェンス、「スーパーフェンス」を港製器工業株式会社が開発していました。強度実験や耐火実験では、日本リスクマネジメント学会の事務局長もされている関西大学社会安全学部の亀井克之教授の協力を得て、安全性の証明に努めてきました。

今回訪れた斎藤邸の塀は、ブロック基礎の塀上に設置する「スーパーフェンス ライト」タイプ。木目が美しい板材には、東京多摩産のヒノキ材を使っています。防腐・防蟻性能を持つ薬液(ACQ)を加圧注入し、乾燥させたK4ランクの加工材で、板厚は20mm。耐風圧34m/sと頑丈な構造です。あえて無塗装にこだわり、木の経年変化が楽しめるよう設計されました。

腐食の心配から支柱はアルミ製を採用し、アルマイト処理をして耐久性を高めています。塀板は火災時でも燃えにくいよう厚みのある木材を使用しており、傷んだ板を交換する場合は笠木をはずして、中の板を引き抜いて交換できるため、DIYでも簡単に行えるのもうれしいですね。
施工前の斉藤邸。庭を囲う塀をリノベーションすることで印象が大きく変わった。施工前の斉藤邸。
庭を囲う塀をリノベーションすることで印象が大きく変わった。

スーパーフェンスの魅力と可能性をもっと伝えて行きたい!

「スーパーフェンスをもっと全国に届けたい!」と語るのは港製器工業株式会社の清永氏。企画段階からスーパーフェンスに関わっているだけに普及にかける思いは強い。

「全国には違法に建てられた危険なブロック塀がまだまだたくさんあります。私どもの開発したスーパーフェンスは、地産地消を目指しており、地元の間伐材を利用することで地域の森林資源の保全に役立っています。少しでも多くの方にスーパーフェンスの安全性を伝えていきたいと思っています」。

地震大国、日本。昨今の大災害頻発の下で防災意識が高まる中、外構に堅牢かつ耐火性能に優れたウッドフェンスが選ばれる時代が来ています。
玄関前の短い目隠しは特に斉藤様のお気に入り。笠木の長さは現場で調整した玄関前の短い目隠しは特に斉藤様のお気に入り。
笠木の長さは現場で調整した
耐風圧42m/Sに耐えられるよう施工されたスーパーフェンスもある。(別事例にて)
港製器工業株式会社(大阪府高槻市) http://minatoseiki.co.jp/
スーパーフェンス施工事例ブログ https://super-fence.sakura.ne.jp/wp/

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