町田自然幼稚園R棟

送り迎えも楽しい。木の塀の前で待ち合わせする幼稚園。
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建築知識
建築のプロと住宅ユーザーのための建築専門情報誌からの紹介。株式会社エクスナレッジ

送り迎えも楽しい。木の塀の前で待ち合わせ

設計:ナフ・アーキテクト&デザイン 写真:矢野紀行

東京都町田市の幼稚園に設置された緩やかなカーブがを描く1枚の長い木製の境界塀。舞台の書き割り(舞台セットにおいて、風景や建物が描かれた張り物)のような建築的波及効果があります。
この塀には、園内へ通じる門扉や、建物に対して採光・採風・動線を確保する窓のような開口を設けてあります。同時に、この場所が幼稚園であることを示すサインボード、来園者に対するインフォメーションボードの機能も。緩やかなカーブによる塀のセットバックは、木塀の前で待ち合わせができるエントランスポーチとしても実用的です。
木塀の材料として採用されたのはスギ。①坂の下にある幼稚園の別の建物で採用していて、坂に面した幼稚園全体の外観的印象に共通性をもたせること、②大工による施工が可能で、メンテナンス性にも優れ、価格も安価であること、③アルミなどの既製品では感じられない独特の表情がつくれ、自然素材がもつある種のメッセージ性が付加価値をもたらすこと、が理由です。張り方は縦羽目板張り。表面は木材保護塗料で仕上げ、上端は板金笠木押さえとして耐久性も向上させています。

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