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家の外ももっとこだわれる。インテリアの延長でエクステリアを楽しもう!
雑貨コーディネーター・住まいのデザイナー。自分や家族の暮らしの目線から、主婦の皆さんのおうちまわりのお悩みを一緒に解決します!生活雑貨ショップ(千葉県八千代市)&オンラインショップ
Natrural Spiceオーナー
玄関までのアプローチ。思いっきりこだわろう!
家具や、カーテンやラグなどのファブリック類、お皿や身の回りの雑貨類。
国産メーカーばかりでなく、最近は海外の安くてデザインの良いものも、手に入りやすくなっています。季節や家族の成長にあわせて、また好みの変化にあわせて、インテリアを変えていくのはとても楽しいものです。自分のイメージどおりにできたら、思わず写真に撮ってインスタにアップ!したくなりますよね(笑
でも、わざわざアップしなくても、家の外観はそこを通る人の目にいつもさらされています。インテリアは家の中、エクステリアは家の外を示します。エクステリアをデコレートすることで、近所の人だけでなく、毎日帰宅する家族の気持ちも、ほっこりさせることが出来ますよ!
エクステリアのリフォームをお手伝いした例をご紹介します。ナチュラルなインテリアにあわせて、エクステリアもレンガ調のブリックやテラコッタのタイルを使いました。
「物置もおしゃれに造りたい」とご相談いただき、漆喰とブリックに合わせ、杉材で羽目板帳のドアを作成しました。杉は軽くて丈夫な材料であり、ドア材にもぴったりです。既製品と違って、とてもおしゃれに仕上がりました。
「収納が楽しくなってくるよう!」とお施主様にも喜んでいただけました。
ドアに国産材の杉板を使用。ドアや呼び鈴をつけたら、まるで秘密の小部屋のよう。
狭く限られたスペースだからこそ、イメージ通りに
お庭にも一工夫。フェンスとパーコラには、レンガに合うように無垢の国産の木を使いました。
木目をそのまま生かすことで木の温かい感じが残せ、とても気に入っていただきました。
限られたスペースでもガーデニングが楽しめるように、ゴールドの真鍮を使いアンティーク感のある水栓も用意。毎日の水やりも楽しい時間です。そしてレンガを足元に並べることで歩きやすさと、玄関周辺のレンガのデザインを庭にも反映して統一感を持たせます。空いたスペースには芝生を植えました。
「雑草が嫌」という方も多いですが土を全部隠してしまえば、なんとも味気なくなってしまいます。レンガの間からこぼれ種の芽や地中の根で増える植物が顔を出すのが楽しみです。それが雑草でもいいではないですか(笑
パーゴラの下はレンガの花壇を作りつるバラを植えました。木の柵の下には地植えで植栽できるスペースを確保し、さらに素焼きの鉢をいくつか置くことで、高低差が簡単にできてアクセントになります。
これでイングリッシュガーデンの出来上がり!
つるバラを這わせる塀と小さめのバーゴラを準備
カーポートも木製で作るとデザインの一部に。
国産材 杉で作った木製カーポート。アイアンパーツでアクセント。
こちらのお家は、南欧風のイメージを出すために壁面にスイス漆喰を使った事例です。
外壁にはクリーム色、外壁には白で色を変えています。 300年以上も前から使われた来た外壁塗料です。写真で見るとわかりずらいのですが、漆喰は空気を含み表面に陰影が出せて、何とも言えない「本物」感が出ます。いやいや「本物」です。(笑
その漆喰の雰囲気に合うようにカーポートのオーバードアも杉板で造りました。アイアンのパーツと組み合わせることで、ヨーロッパ調にしています。オーバードアは、重すぎると開閉が大変な為、杉板にして正解でした。既製品の冷たいイメージではない、デザイン性のあるカーポートが完成!
あとちょっとを叶える魔法。
ブロック塀で足りない高さをスギ板でプラス。アーチをつけて直線的になりすぎないように。
エクステリアの悩みはいろいろだと思います。
雑草を何とかしたい
歩行者からの目線を隠したい
防犯対策
子どもが遊べるスペースが欲しい
お洒落なガーデニングをしたい
日陰の利用法など・・。
そんな悩みは、以外と工夫次第で変えることができます。
そんな時、木材をはじめとする自然の材料は、景観になじみやすく愛着を持っていただけます。
木材は、高い、腐るのイメージがありますがそんなこともありません。値段はピンキリですし、軽く丈夫で手に入りやすい国産の木もあります。色も自由に気軽に変えられるのも魅力です。
あとは、日照や水はけの条件などで適した樹種や工夫さえしておけばよいのです。
皆さんも家の周り、見直してみませんか?そんな時、木を選べば思い通りのデザインが手に入るかもしれません。
枕木があると歩きやすい。鉄道で使われていたのと同じ栗の木を利用。