子どもチェア
特徴 |
「WAKUWAKU家具」シリーズの最も基本的な家具です。背もたれ以外は同じサイズの材料です。釘と接着剤だけで接合するので、比較的簡単です。 |
必要な道具 |
のこぎり、げんのう(かなづち)、定規(さしがね)、釘、接着剤(木工用)、紙やすり |
材料 寸法 |
①幅45㎜×厚み15㎜×長さ370㎜ 2本
②幅45㎜×厚み15㎜×長さ240㎜ 12本
③釘24㎜(真ちゅう釘)
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樹種 |
スギ、ヒノキなどの針葉樹材がおすすめ |
作り方マニュアル |
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WAKWAKU家具をつくる手順 ~子どもチェアの場合~
①材料をそろえる
今回は、ホームセンターなどで売られている幅45㎜×厚み15㎜×長さ600㎜の板8枚を用意しました。
木工用の接着剤の正式名称は、酢酸ビニル樹脂エマルジョン型接着剤といいます。
②材料の寸法を決める(けがき)
自分で材料の長さを切断するときには、はじめに切断の目印になる線をひきます。同じ寸法の材料が多いときには、型紙をつくるとミスが少なくなります。
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材料は次の寸法に切断します。
寸法 |
①幅45㎜×厚み15㎜×長さ370㎜ 2本
②幅45㎜×厚み15㎜×長さ240㎜ 12本 |
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さしがねを使用するときは、直角に線をひくために、材料とさしがねをぴったりとつけましょう。 |
③のこぎりで切断
(ホームセンターなどでカットする場合は、この工程は省略できます)
引いた線の少し外側(0.5㎜くらい)をまっすぐに切ります。
のこぎりは力を入れすぎず、軽くにぎってすべらすように引いて切ります。
材料が動いて切りづらいときには、クランプなどで固定して作業します。
注意:のこぎりの刃に直接ふれないように気をつけましょう! |
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④切断面を整える
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材料の切断面が少し荒れたとおもったら、紙やすりで少し整えます。
紙やすりは適当な大きさに切って、手ごろな板に巻きつけて使います。 |
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部品の完成!
寸法と数量に間違いがないか、確認しましょう! |
⑤釘をうつ場所に下穴をあける。
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キリを使って下穴をあけます。
深さは板の3分の2くらいを目安にします。
作業台が傷つかないように、不要な板を敷いてから作業しましょう。 |
⑥組み立て ①左右の枠をつくる
木工用接着剤をつけたら、そのまますぐに釘打ちをします。
接着剤はヘラなどで薄くのばします。
⇒つけすぎた接着剤は硬く絞った布などでふき取ってください。
げんのうは、軽くもち、げんのうの重さをつかうつもりで、手首でリズムよくたたきます。
2つの「枠」が完成!
⑦座面、背板などをとりつけます
それぞれの板には、下穴をあけておきます。
板と板のすき間をそろえるためにうすい板(3㎜)をはさみながら作業します。
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背板とぬき板をとりつけるとほぼ完成! |
⑧表面を仕上げる。
紙やすりなどを使って、かどを磨きます。
紙やすりは
①粗目のもの(P120~P180程度)で深い傷やけば立ちをとる
②細目のもの(P240程度)で表面をなめらかにする。
ように使います。
⑨塗装をして完成!
⑩同じ材料から、子どもベンチをつくる!
子どもチェアと同じ材料を使って、子どもベンチをつくることもできます。
子どもチェアで使った材料は、幅45㎜×厚み15㎜×長さ600㎜の板8枚でした。これと同じ分量の材料から、材料の取り方を変えて次のように切断します。
①幅45㎜×厚み15㎜×長さ600㎜ 4枚
②幅45㎜×厚み15㎜×長さ480㎜ 1枚
③幅45㎜×厚み15㎜×長さ195㎜ 9枚
④釘24㎜(真ちゅう釘)36本
作り方は、基本的に子どもチェアと同じです。
枠を2つつくって、つなげていきます。
子どもチェア、子どもデスクとあわせると、小さなテーブルセットが完成です!
初心者でも扱いやすい工具とつくり方にてご紹介させていただいておりますが、ケガなどに十分注意をしてお取組みください。お子様と一緒に作業をすることを推奨しているわけではありませんが、お子様と一緒あるいはお近くで作業をする際は、より安全面にご注意いただいたうえでお楽しみください。