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海外では中層の木造建築があると聞きますが、日本のオフィスビルやマンションでも同様の事例はありますか?

(左)mjostarnet(2019)/(中・右)Sara Kulturhus(2021) (左)mjostarnet(2019)/(中・右)Sara Kulturhus(2021)

カナダにあるブリティッシュコロンビア大学(UBC)の学生寮「ブロックコモンズ」は地上18階て高さ58.5mの木造ハイブリッド構造で、水平荷重(地震や風による力)は両脇のコンクリートコア(エレベータシャフト)が負担し、床や壁などの鉛直荷重を木造フレームが負担します(2017完成)。ノルウェーにあるMjøstårnetは地上18階建て高さ85mの純木質構造の多目的ビルです(2019完成)。スウェーデンのSkellefteå(シェレフテオ)にオープンした「Sara Kulturhus(サラ・カルチャーハウス)」は、劇場・美術館・ギャラリー・図書館などを備え、高層階はホテルとなっている地上20階建て高さ80mの木造複合文化施設です(2021完成)。これらはCLT(直交集成板)を活用した大型の高層木造建築ですが、他構造に比べ工事期間が短く済むことも大きな利点となっています。

日本に目を向けると、地震国でしかも密集地も多くありますが、耐震や制振の高い技術力に加え、防耐火性能に優れる木質材料の開発や設計上の工夫などにより、木造の中高層ビルの事例は既に数多くあります。
 

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