干割れ防止対策、経年劣化対策として、宮崎県産の飫肥杉大径丸太(直径40㎝以上)から、芯去り割角の太角(150㎜角・210㎜角)や、割平角(150×300㎜)の構造材を調達し、プレカット加工した後、ACQ、CAZのK4相当で加圧注入し、含浸率を高めた。
また、現場組み立て設置後に撥水性のある自然系塗料「いろは」を全面塗装し、表面からの水の浸入を防ぎ、耐久性・耐候性の向上を行った。
木製遊具を覆うパーゴラは、幅8m、長さ11mの大きなパーゴラの外桁の高さを違えることで、千本格子の垂木が波型の流線形を作り出し、波型に捻じった型を意匠としています。
木材は全て、飫肥杉(宮崎県産)の割角を使用し、滑り台や、丸太登りも飫肥杉の丸太を削り、磨き作成しています。
杉材は、柔らかい材質の特性から、こどもたちにクッション性の良い遊び場を提供し、転倒等をした場合でも、怪我を少なくさせ、鋼製遊具に比べて身体面での安全性は優れています。
木材が与える、癒し、和み、安らぎ等のリラクゼーションを感じることができ、迫力満点な遊びの空間を造りだしています。