国産材利用を少しでも多く利用することをコンセプトに壁下地から木材を利用した。
主たる構造が鉄骨造であるため木部は独立させ部分的にジョイントさせるように工夫。
下地には杉材と合板を使用し仕上にボールが当たっても割れないように15mm厚の羽目板を使用した。床材に関してはプロ選手が利用することもあるので膝への負担なども考慮し本コートと同じ仕様にし、18mmの複合フローリングを採用した。
また、より本物の雰囲気をだすためアメリカNBAチームの練習コートカラーを採用した。
元々バスケット選手であり地元の子供たちのコーチとしても活躍されている施主様が、コロナ禍により地元中学生やクラブチームなどの練習場として使用していた公共施設が封鎖される中、練習する場を失った生徒たちに少しでも練習の場を提供しようと、施主様の自社工場の一部を改修し練習場を提供することを計画しておられ、その相談をお受けしました。
壁板を杉にすることで、見た目の柔らかさとリラクゼーション効果でリラックスして練習できるようにしました。床材も本コートと同じ仕様にすることで、体への負担を抑えました。
結果として、木から人へ伝わる見た目や触る感触が良いと施主様をはじめ選手、親御さんからも高評価を得ています。