笠木は傾斜の加工をしているので水が流れて腐り難く全ての木材を防腐・防蟻処理(タナリスCY)加工をしています。 着色ではモクボープラストーン処理をしています。
この塀の一番の特徴は防蟻処理をし塗装ではなく防蟻処理剤の成分に化学反応し色が変わるモクボープラストーン処理にすることにより塗装とは違う木材の良さを残したまま良い色合いに仕上がりました。
施工方法では既存の擁壁(約900mm)にボイド管Φ80mmの穴があったのでそれを利用して木塀をできないか考えてデザインしました。
丸棒のΦ80を使えば施工は簡単ですが家の外観とのマッチングを検討し105角の桧材を使用しボイド管に入る部分だけをΦ60*150Lに加工し柱として使用しました。
塀の縦板については風通しを良いようにしつつ目隠しになるような施工方法になっています。