Vol.6
日本の木が織りなす穏やかな空間。
和モダンリノベーションで第二の人生を彩る
海外赴任から帰国した夫妻が、リタイア後の生活も視野に入れ、以前から所有していたマンションをリノベーションすることに。床や壁に国産のヒノキやスギをふんだんにあしらい、木目が優しく温もりあふれるインテリアをつくりました。住戸は三面が外気に面する最上階で冬は寒く、夏は日当たりが良すぎて暑いといった問題点があったので、天井と外周壁へのウレタンフォーム(断熱材)を施工、内窓やハニカムブラインド、障子を付加することで改善しています。
また、広さは十分でも、落ち着いて座れる場所が少ないリビングなど、間取りの難点も解消しました。子どもの自立で不要になった個室は小上がりの畳スペースに変え、床下を収納に。WICをフロアの中心に据えることで、収納力をアップするとともに便利な生活動線を生み出しています。
国産材を利用することで、日本の森林の環境が良くなります。国産材で家を建てると、利用される日を待っている山の木を活用することができるのです。
所在地 |
埼玉県 |
家族構成 |
夫婦+子1人 |
延床面積 |
96m² |
竣工 |
リノベーション竣工:2023年
マンション建築年:2001年 |
取材協力
設計:後藤組設計室
動画ディレクション:Cozy Houses in JAPAN