ハーブに囲まれたウッドステージ

花&ハーブそして富士、お孫さんへの愛から生まれたハーブ庭園
アートエバンジェリスト
@新井隆子
インテリアや美術館好きで結婚後、雑貨ブランド「atelier Pluie de Couleur」を作り、出産、介護などを挟み、長年作家活動を続けています。初代アートエバンジェリストの一人として美術館を取材し、アートエバンジェリストのaloreブログで記事を公開中です。
撮影  かわいまゆみ・@新井隆子

 

日本の杉でつくられた富士を一望できるウッドデッキ

ハーブ庭園旅日記
昨年2018年11月にオープンした「ハーブ庭園旅日記」富士山河口湖庭園は、一万坪の広大な敷地に約200種のハーブが咲き誇る美しい庭園。

オーナーがお孫さんのアトピー体質を改善しようとハーブにたどりついたことがきっかけで開園され、富士山を間近に一望できる日本の杉でつくったウッドデッキが評判とのことで、伺ってみました。
ハーブ庭園旅日記

お孫さんのアトピーの改善から始まったハーブ庭園

スタッフの方からハーブの説明を聞く来園者の方々
お孫さんの重いアトピーに、ローズゼラニウム(別名:美肌草)から造られた化粧水を使ったところ、症状が軽減していったことから、その原料となるハーブを育てるために、ハーブ庭園の経営を始められたとのこと。これらのハーブの植栽が定着するまで4年もの月日をかけて完成させたという、オーナーの思いが込められた庭園。
園内のショップでは、そのきっかけとなったローズゼラニウムの化粧水も販売されていて、リピーターも多い人気商品となっています。
また、栽培されているさまざまなハーブの効能等について、スタッフのお話を聞きながら園内を散策することができます。
オーナーがお孫さんのために開発したハーブの化粧水販売コーナーオーナーがお孫さんのために開発したハーブの化粧水販売コーナー

景色とともに味わいたい。こだわりのウッドデッキ

澄んだ空気と景色をさらに味わうために、富士山・河口湖・庭園を一望できる「ふじさんデッキ」と名付けられた展望台へ。

「石や岩なども含めて、庭園内に設置するものはこだわりを持って選びたい」
というオーナーさんが自らセレクトした木材で造られています。
そのこだわりの木材とは、<ObiRED>という国産材のウッドデッキ材を使用したもの。国内で杉の生産量が例年第1位の宮崎県を中心とした南九州地方の飫肥杉(おびすぎ)の赤身材だけを使用し製造されています。例えるとマグロの赤身部分のような場所で、木の中心部分だけを利用、直径にしておよそ30㎝以上の丸太が必要になる為、計画的に植林され成長した太い飫肥杉が採用されているのだそうです。

杉板ならではの柔らかな踏み心地で、長時間いても疲れない

杉板ならではの柔らかな踏み心地で、長時間いても疲れない
杉というと通常、肌にささるようなささくれ立ったざらざらの木材をイメージしがちですが、<ObiRED>はそのイメージとは異なり、製造過程での乾燥・加工・チェック時にこだわっているため滑らかな感じで温もりが感じられます。また軽く柔かい性質があり、飫肥杉独特の豊富な精油成分が保たれています。この展望台では、より長期間安全に使用するため、雨で溶け出しづらく、毒性も低い薬剤「AZN」を注入しており、より耐久性を高めています。
この展望台のデッキ材は建物の色とあわせるためにダークグリーンに塗装していますが、飫肥杉の赤身材はもともと耐久性がありまた害虫にも強いので、無塗装のままウッドデッキに使用することも可能だということです。
 


ObiRED オビレッド - 大径木高耐久赤身材 - https://obired.jp/
国内産飫肥杉<ObiRED>で施工されたウッドデッキの表面国内産飫肥杉<ObiRED>で施工されたウッドデッキの表面
国土の約7割を占める森林から生まれ、二酸化炭素を吸収、炭素を固定している木材を利用することは環境保護にも繋がります。
身体にも環境にも良いものにこだわったハーブ庭園。「デッキというよりステージです」と支配人のおっしゃる国内産杉だけを使ったウッドデッキで、ハーブや花々そして富士山を見渡す景観を体験してみてください。デッキでは音楽のコンサートも開催し、予約すれば誰でも利用することができます。庭園の今後のスケジュールも要チェックですね。

ハーブ庭園 旅日記 富士河口湖庭園
https://herb-fuji.com/

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